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伊東屋オリジナルで、最近ペンジャケットも出た「ITOYA 110」シリーズの一つです。ペンジャケットはぺんてる製品を使用していますが、こちらはイレーザブルボールペン同様、パイロット系に属します。

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太い六角軸が特徴的なドイツWörther社(ワルサー/ヴェルター)のシャープペンシルです。このデザインでは、「Shorty」の3mm芯ホルダーをよく見かけるかと思います。「Compact」は日本国内だと5.6mm芯ホルダーが手に入るようで、また、以前は万年筆が売られていたところもあるようですが、シャープペンシルは日本では売られていないようです。私はWörtherのショッピングサイト(ドイツ)で購入しました。

SH 300 Grip1

以前からトルコの人のInstagramで見つけて気になっていたシャープペンシルです。Tombowと軸にありますが、ご存知のように日本では売られておらず、検索すると、例のごとくトルコでのみ発売されているようです。これもまた、トルコの方と連絡を取って、いろいろトレードなどして手に入れました。

重さは12g、固めのゴムグリップ部分の直径(最大部)は約1.1mmと太めです。ノックボタンが軽い設計なので、軸後部はさほど重く感じられません。クリップは大きめというか、手に引っかかって気になるので、個人的には外したほうが良いかなと思います。芯径は0.7mmのみです。

SH 300 Grip3

ノックボタンは回転繰り出し式の消しゴムが出る仕組みで、これはゼブラの「カラーフライト」とまったく同じ部品です。カラーフライトと全長も同じなので、中の機構も同じ部品と思われます。「スティック消しゴムを仕込んだノックボタン」は、OEMメーカーの壽が得意とする分野ですから、おそらくこれらは壽で作られていると考えられます。トンボ鉛筆製品として日本国内で売られていないのは、こういった背景もあるのでしょう。それに日本にはMONO graphがありますからね。

…と、トルコでしか売っていないものを紹介しても、日本では手に入らないから意味がないではないかと思われた方もいらっしゃるかも知れません。しかし実はこのSH-300 Grip、同じ形の軸が0.5mmで日本でも手に入るのです。

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メーカーは不明なのですが、こんな柄でファンシー文具として売られています。ファンシーだけあって、グリップもカラフルです。男子は使いづらいかも知れませんが、気になった方は探してみてはいかがでしょうか。

 

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たまたま見たプラチナ万年筆のサイトで見つけたシャープペンシルです。飾り気もないステンレスボディに、気の利いた商品名もシリーズ名もなく、商品名=品番(MMB-2000N)というまず売る気が感じられないような地味さ。製品仕様を見ても、特に変わった機構というのもないようです。「商品一覧」の中でも、この地味さが異質な感じを与えています。値段も2,000円と若干高めです。ここまで来ると逆に気になってしまって、どうしても手にとってみたくなるのですが、どう考えても店頭ではまず見つからないでしょうから、通販で購入しました。

手にとって見ると…特徴らしき特徴が特にないというか、でも何かいじってみたくなる、そんな感じのシャープペンシルです。重量は18.4gで、重すぎず「質感のある重さ」とでも言えばいいのでしょうか。長さは13センチですから、短めで手に収まるサイズです。

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特徴らしき点といえば、このMMB-2000N、似た系統のステンレス軸シャープと比べて、軸の先の方までグリップが比較的太いという点です。他のステンレス軸シャープを見ると、軸のグリップ溝が始まるあたりからなだらかに先端に向かって細くなっていくのですが、MMB-2000Nはグリップ溝の中間辺りからようやく細くなり始めて、さらに口金に段差を付けて急激に細くしている設計です。このため、他のステンレス軸シャープと比べてグリップ部分は太めになっています。個人的にはこの太さが丁度よくて気に入っています。

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分解してみるとこんな感じです。機構は金属製でしっかりした作りです。チャックが小さいため、ノック音も抑えられています。これで2,000円はなかなかお得かと思います。

 

木のシャープペン、いいですよね…。

BezelとMACINARI 全体