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- 投稿者: moonpaste
- カテゴリ: シャープペン
- 公開日:2014年12月07日
現行品のステンレス軸シャープペンといえば、セブンイレブンで買えるヘアラインシャープペンです。
今やなつかしの存在となりつつあるステンレス軸、それでいて税抜500円のお手頃価格。軸に貼ってあったシールによるとセーラー万年筆製らしく、セーラーは無印やダイソーだけではなくセブンイレブンにまで手を伸ばしたかと思ったものです。ヘアラインシャープペンと言ってもそんなに特別なものではなく、よく見ると少しだけサラサラしてるくらいの普通のステンレス軸と思った方がいいと思います。
すらっと、ひんやり、指紋が付きやすい。そんな金属軸に黒く塗装された金属製の先端部が付いています。先端部はパイプと一体型になっているという割といまどきの仕様で、パイプがスライドする一般的なシャープペンと比べて先端のがた付きは少なく安定感があるというのはもちろん、見た目としてもなかなかきれいな感じです。黒い先端部から黒い芯が出てくるのはちょっと見にくいところもあるんですけどね…。一見弱そうでやぼったくて味気ない感じの先端部にも見えますが、そこはセーラー万年筆らしさであって佐藤可士和プロデュースらしさということにしておこうかな…。
手元のはかりで重さ約13.8g。重心は中心よりほんの少し前寄りと、500円級の筆記用シャープペンとしてはそこそこの重量感と安定感でなかなかいいところを突いてる印象です。直径は約7.5mmでシャープペンと言うよりは丸軸鉛筆に近いものがあります。重い丸軸鉛筆、そう考えるとなかなか不思議な使い心地になるのかも…。使い慣れてるS3と比べてみると同じ細軸でも「細いな~」という微妙な違和感がありますが、大きなクセがないからなのかそのうち慣れてくるのがおもしろいところ。細い!滑る!と言いつつも、このシャープペンはそういうじゃじゃ馬っぽいところをうまく乗りこなすのが楽しいんですよ。使いやすそうに誘ってくるシャープペンだけが正義ではありません。
いつものように分解してみました。金属チャックを金属で支える余裕の構造です。オートほどではありませんが肉厚っぽい雰囲気もありますね…。ノックは重めですが、キャップに穴が開いてないのでそんなに痛くはないはずです。しかしうるさいノック音は気になるところで…金属でしっかり固めてるので仕方がないところにはなるんでしょうけど、もう少し考えられててもいいような気がします。
あっさりした黒い塗装でもトンボ鉛筆のシャープペンのようにすぐはがれるのかもと心配していたのですが、今のところは大丈夫な感じです。爪を立ててガリガリしたくらいでははがれなさそうな…。2012年5月に発売してからいまだに現役で店頭に並んでるあたり、思ったよりも息の長い1本になっています。ろくに売れなくてすぐ店頭から姿を消すセブンイレブンオリジナルの文房具もやっと軌道に乗ってきたのでしょうか…。マイナーチェンジを重ねつつ10年後も生き続けていることを祈ります。ヘアラインボールペンも買おうかなぁ~。
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