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伊東屋オリジナルで、最近ペンジャケットも出た「ITOYA 110」シリーズの一つです。ペンジャケットはぺんてる製品を使用していますが、こちらはイレーザブルボールペン同様、パイロット系に属します。

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軸はイレーザブルボールペンと全く同じと思われます。発売順からして、イレーザブルボールペンがまず企画されて、このシャープペンシルは、そのあとの「ついで」に企画されたとも考えられます。ボールペンとの違いは口金と中の機構で、先端は固定パイプ、内部は「フレフレビートニック」に使われていたのと同じ機構です(ちなみにこの機構は、見た目では分かりませんが、パイプの中に2020用のおもりが入っているという凝った作りです。フレフレビートニックが廃番になった今、他の多機能ペンにも搭載して欲しいところです)。

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これを見て分かるように、芯の収納可能本数は多機能ペン並で、芯の充填も多機能ペンのように一度口金を外して…と多少手間がかかります。このあたりからも、この軸が本来、イレーザブルボールペン用に作られていることが窺えます。

重量はかなり重めの29g。黄銅軸で、見た目以上にずっしりしています。軸尾のパーツは樹脂になっており、これによって重心が後ろ寄りではなく丁度真ん中あたりになっています。

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ちなみに金属軸と軸尾では素材も違う上に若干色合いにも違いがあり、とりわけ赤と紺ではそのあたりが気になるかも知れません(ただし、ロットによってその程度も違ってくるようです。上の画像のものはあまり違いが見られません)。

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個人的に好きなのは、軸が中心あたりから先端へ向かって細くなっていく点です。私はペン軸を強く握る癖があるので、このように先に向かって細くなっている方が、人差し指の第一関節に負担がかかりません。グリップの太さも、握る場所によって調整することができます。

芯の充填はやや面倒で、重さもかなりあり、値段もなかなか(税込4,104円)ではありますが、黄銅軸の質感や軸の形状が好みであれば、結構気に入るのではないでしょうか(実際、私も白・黒・赤と買ってしまいました…)。とはいえ値段のこともあるので、画像だけ見て通販でいきなり買うよりも、実際に店頭で手にとってみて重さを確かめ、さらに握り具合を軸の各部分で試してみたり、筆記時にクリップが手に引っかかるかなどを確認したりしながら、購入を判断するのが良いかと思います。


【参照】
伊東屋 ITOYA110 シャープペンシル(伊東屋オンラインストア)

 

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