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手帳用シャープペンといえば、細長くてどこか頼りなさそうなフォルムだったり、ビジネス向けのデザインのものが多かったりで、個人的にはあまり食指が動かないものばかりです。ただ、この伊東屋オリジナルの「手帳用シャープ」は、手帳向けの細い軸ではあるものの、ローレット加工のグリップやステンレスの軸が製図用シャープを思わせるデザインで、例外的に私の好きな手帳用のシャープペンです。

 

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手帳用のシャープペンは、クリップ付きでペンホルダーなどに留めるものがほとんどですが、伊東屋の「手帳用シャープ」はクリップがなく、軸尾部にダイヤルのような、歯車のような、出っ張ったパーツがついています。これは、ダイゴーの「ジェットエース」などに見られる、手帳用の細い鉛筆が付いているタイプの手帳向けに作られたもので、手帳の「のど」と「背」の間にある筒状の鉛筆収納用スペースに入れることができる設計になっています。出っ張った「歯車」は、収納時にシャープペンが全部潜り込んで中から出せなくなるのを防ぐためのストッパーになっています。

 

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実際に入れるとこんな感じです。ちょっとノックボタンが出ていますね。これだとポケットに入れているうちにちょっとしたはずみでノックが押されてしまうこともありそうですし、ポケットでの収まりもいまいちです。また、ノックボタンを引っ張って取り出そうとすると、ノックボタンだけ抜けることもあります。

 

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そこでこんな感じに加工してみました。ノックボタンと内部のパイプをパイプカッターで切り、ノックボタンを短くしています。これだと手帳に収めたときにノックボタンが飛び出しすぎることはありません。ただ、これでも取り出しにくいことには変わりがないのですが…。

ここでの問題点については紹介するもう一本の伊東屋「手帳用シャープ」において、改善されることとなります。

 

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