なつかしのおもちゃ箱のような…今でも大好きな1本です。

ぺんてる「J・GRIP」

気がついたら7月。いろいろあったのかなかったのか、本当にしばらくぶりの更新になってしまいました。そんなわけで、復活1発目は楽しいのからいこうと思って引っ張り出してきたのがぺんてるの「J・GRIP」だったりします。当時300円。派手でポップな色合いもすっかりなつかしくなっているのでしょうか…。

ぺんてる「J・GRIP」 グリップ分解

何と言ってもこのシャープペンのおもしろいところは中央で2つに分かれたラバーグリップが組み替えられるところでしょう。世間ではかのドクターグリップが脚光を浴びてる中、ぺんてるとしての答えの1つがこのJ・GRIPだったのかもしれません。円錐型のグリップを組み替えて今でも元気なドクターグリップのような凹型にするのも良し、今でもひっそりと販売が続けられているフィットカーブのような凸型にするのも良し、わけのわからない形にしてみるのも良し…と2分割のグリップだけで8通りの組み合わせが楽しめます。グリップの大きさが違うところもまた遊び心を刺激されるところで、グリップを抜いたら9通りだ!などと言いつつ授業中組み替えて、いろんなグリップの感触を楽しみながら遊んでたなぁ~。

ぺんてる「J・GRIP」 クリップ拡大

長さ約13.7cm、重さ約7.3g。少しだけ小ぶりの軽量級というところでしょうか。グリップは一番細いところで約8mm、一番太いところで約11.5mmと、人間工学に基づいたとされるドクターグリップの13.8mmをそのままマネしなかったところもえらいのかな…と今になって思ってます。もちろんぺんてるだけに機能はしっかりと。イロモノっぽい見た目の割には安定感があってノックも好感触、変なグリップを作らない限りは手にすすっとなじんでくれるのがお気に入りです。この時代のぺんてるの300円クラスのシャープペンは安くても手抜きなしと言ってもいいくらい完成度が高いものが多く、今でも全く見劣りしないしっかり感。うれしいじゃないですか。

ぺんてる「J・GRIP」 分解

機能もいいけど、実用性もいいけど、遊び心が欲しいことだってあります。グリップの形を通していろんなことを考えることができたシャープペンでもあり、グリップの形が違うだけでこんなに感触が違うんだ!と実感できたシャープペンでもあります。トルマリン粉末、半導体膜、波動処理など、普通の感覚ではなかなか実感できないものも出たり消えたりしている中で、使いやすさから使いにくさまで広く実感できるところはこのシャープペンの強みなのかなと思ってます。そう、使いにくさを実感できるのもね…。こんなところにもシャープペン好きの原点があるのかもしれません。

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