例の筆入れ以外で「気軽に使う用」のペンケースに入れる筆記具のラインナップを考えていたのですが、全体的になるべく細軸にしたいと思い、今までボールペン枠だった「ボールPentel」を変えてみることにしました。

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細軸で、さらに今どきのラバーグリップ系ではないボールペンという条件で見つけたのが、これです。三菱の証券細字用No. 460(uniではありません、MITSU-BISHIです)。昔ながらの無骨でシンプルなデザインと、軽いボディが実に私の好みです。また、クリップがついてないのも好きなポイントです。

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けれどもこのボールペン、中身まで昔ながらの油性細字リフィル(S-7L、0.7mm)なのが悩みどころ。個人的には細字でカリカリと書くよりも、太字のボールペンを使ってみたいのです。そんな訳でまず、三菱製で似たような形の太字用リフィル(SA-14CN、楽ノック1.4mm用)を何とかしてみようと思いました。

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(左: SA-14CN、中央: S-7L、右: SA-14CN加工後)

先端からバネの引掛けとなる部分の長さを同じにするため、先の方のパイプを切ってボールペンチップを取り付け直し、さらにリフィル尾部もS-7Lの全長に合わせるという、単純だけど強引な加工をしてみました(多少手がインクまみれになります…)。これで何とか取り付けることが出来ます。1.4mmに変えただけでも、かなり満足できる書き心地になります。

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とはいえ、最初のうちはこれはなかなかの発見かなと思ったのですが、何か納得できない気持ちが次第に湧いてきました。まず、この強引な加工方法。今後リフィルが切れるたびにインクまみれになってこのリフィルを作るのは何かスマートではない。それにこのインクは従来の油性インクなので、私の苦手な「ボテ」が出る(ボールが大きいからか、ボテも多めに出るように思える)。そして何よりも、uni以外の他社も含めて、最近のいわゆる「進化した」インクのリフィルを試していない。…というわけで、ゲルインクや低粘度やエマルジョン等といったノック式用リフィルも数種類買って試したところ、上手く入るリフィルが見つかりました。

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1.0mmですが、ゼブラSurariのリフィル(REQ10-BK)を、S-7Lと同じ長さに切るだけで中に入れることができました。切り落とした部分はインクも逆流防止のゲルも入っていないので、手を汚すこともなく加工できます。これなら交換のたびに手を煩わすこともありません。最近のボールペンの軸(ラバーグリップ付き)が苦手で、書き心地が良いのは分かっていてもなかなか使う機会のなかったエマルジョンインクのSurariですが、これで使う機会が増えるかもしれません。

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コメント   

#1 moonpaste 2014年12月10日 21:17
#2 isu 2014年12月11日 00:58
#3 peli 2014年12月14日 20:27
#4 isu 2014年12月16日 01:59
#5 isu 2014年12月16日 23:21
#6 moonpaste 2014年12月18日 21:06
#7 isu 2014年12月21日 02:04
#8 Turney 2015年02月17日 10:14
#9 isu 2015年02月19日 01:02

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