10月中頃に入り、だんだんと油性ボールペンのインクが出にくくなってきました。そろそろ低粘度油性ボールペンに切り替える人も多いかもしれません。

この10年ほどの間に各社さまざまな低粘度油性ボールペンを発売していることは、このサイトを見ている方ならば言わなくても知っているでしょうし、実際にいくつかの製品を持っている方もいらっしゃるはず。「普通の油性ボールペン」「水性ボールペン」「ゲルインクボールペン」、そして「低粘度油性ボールペン」と分類しても良いくらいに、たった数年の間に各メーカーが類似の製品を開発、販売していますね。


一番良く名前が挙がるのは三菱鉛筆のジェットストリームでしょう。これが画期的な製品でした。油性ボールペンにありがちな「冬場に書き出しの文字が書けない」、「筆記感が重い」などの油性ボールペンの弱点を改良した製品です。ジェットストリームの成功によって、パイロットのアクロボール、ゼブラのスラリ、ぺんてるのビクーニャ、OHTOのi-Fitや、プラチナ万年筆のオレーヌボールペンやサラボ、トンボ鉛筆のsmartインクなどなど、挙げていけばきりがないくらい、たくさんの製品が発売されています。(マニアックな方は「もっと低粘度油性ボールペンあるでしょ!。たとえばゼブラのUK芯とかBicのとか・・・、ジェットストリーム以前から油性ボールペンの低粘度化はすすんでいたよ・・・もにょもにょ」と言いたくなると思いますが、今回はその話ではないのでこのあたりで)

それらの低粘度油性ボールペンのなかでもとりわけ地味で、一癖も二癖もあるのがセーラー万年筆のニードルラインです。このニードルラインは以下の特徴があります。

  • ペンのボール径は0.6mm
  • ペン先はニードルポイント
  • インクの色は黒のみ
  • キャップ式のみ
  • 替芯のみの販売はなく、5本セット、10本セット、20本セットで販売。
  • 販売は文具店ではなく、ホームセンターやディスカウントストアなどが中心
  • 製造国はインド


ボール径からしてなぜ0.7mmではないのでしょうか。0.6mmのボール径は自分はこのニードルライン以外知りません。そしてペン先はニードルポイント。

こう書くとキワモノのように思う方もいるかもしれませんが、このニードルラインは低価格帯のボールペンの中では非常に書き味が良いボールペンです。セーラー万年筆さんが低粘度油性ボールペンとして売り出しているのか定かではありませんが、書き味を考えると低粘度油性ボールペンと言って良いでしょう。

低粘度油性ボールペンではありますが、極端になめらかすぎる感じではなく、ニードルラインとあいまって、細かい箇所を書くのに向いています。ただし、若干ボテが出るので、大事な書類には使わない方が良さそうです。メモ書きなどの日常的な用途(あとで自分が見返すノート類で使用する)などであれば、問題ない範囲です。

オリジナルの軸はプラスチック軸でかなりチープです。価格を考えると当然でしょうか。できれば何か別のペンに替芯を入れて使うのがお勧めです。替芯はゼブラのH-0.7芯相当なので、ゼブラのタプリクリップやラバー80、ニューハードなど。(余談ですが、ゼブラのH-0.7芯はパイロットや三菱、ぺんてるの油性ボールペンの芯よりもほんの少し短いので、要注意) もう売っていませんが、太軸が好きな人はキャップ式のジムニーに入れて使うと良いです。ペン先がニードルチップのため、交換した当初は不自然に思えますが、しばらく見るうちにあまり気にならなくなるはず。

実勢価格は5本セットで90円から200円くらい。10本セットは300円くらい。20本セットは350円くらいから550円くらい。価格付けもいろいろと不思議な製品です。

低粘度油性ボールペンはインクの減りが早く、替芯の価格が高めなのが欠点ですが、ニードルラインは旧来の油性ボールペンと同じくらいのコストパフォーマンスなので、業務などで大量に使うのにも向いています。

ニードルラインは個人的に冬に使う油性ボールペンのベストです。(夏でも問題なく使えますが、夏は特に低粘度油性ボールペンでなくてもインクが出るので・・・)

Web上での情報はあまりありませんが、いくつかのサイトでニードルラインのレビューがあります。

  • ヨドバシ.com セーラー万年筆 ニードルライン ボールペン 10本パック
  • http://www.yodobashi.com/%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%B8%87%E5%B9%B4%E7%AD%86-52-9121-000-%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%83%B3-0-6mm-%E9%BB%92-10%E6%9C%AC%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF/pd/100000001000888965/
  • Amazon.co.jp: セーラー万年筆 ニードルラインBK 20本入
  • http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%B8%87%E5%B9%B4%E7%AD%86-%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%EF%BC%A2%EF%BC%AB-%EF%BC%92%EF%BC%90%E6%9C%AC%E5%85%A5-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A2-%EF%BC%90%EF%BC%8E%EF%BC%96%EF%BD%8D%EF%BD%8D-52-9123-000/dp/B003T9A49G
  • 文房GOODS: 5本で79円
  • http://mottomiya.blogspot.jp/2012/05/blog-post_10.html

 

コメント   

#1 moonpaste 2014年10月16日 20:47
スーパーグリップくらいから低粘度油性と呼ばれていた記憶があるのですが、
今となっては普通の油性ボールペンだもんなぁ~。
いずれはジェットストリームなんか低粘度じゃないよ!と言われてしまう時代も来るのかも…。

なぜか0.6mm、ニードルライン。おもしろい製品ですよね。
実用十分で普及率の高い0.7mmと、使ってる人は使ってるけどやや難ありな0.5mmの
ちょうど中間と考えると、埋めてもいいスキマなのかなと思います。
もうちょっと宣伝してもいいと思うんですけどね、セーラーさん。
#2 yamadori 2014年10月16日 22:14
そういえば、昔も低粘度油性ボールペンがありましたね。「水性ボールペンのような滑らかさ」という表現で売り出していた記憶があります。

ニードルラインはけっこう良いですよ。キャップ式のために、ガタツキがなくてスラーっと書けます。低粘度油性ボールペンでキャップ式は珍しいかもしれません。(一応ゼブラのZ-1などがありますが、あまり売っていませんね)ペン先が「逃げない」感じがして良いですね。

もうちょっと気温が低くなったほうがダマが出にくくて良いかもしれないなあ。赤や青などの他の色を含めた5本入りセットとかがあると嬉しいですね。

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