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- 投稿者: moonpaste
- カテゴリ: ボールペン
- 公開日:2014年10月15日
どこかで見たことあるボールペンが気になりまして…。
新日本カレンダーの「kleid 2face memo&pen」というと2013年の日本文具大賞あたりで名前を聞いたことある人がいるかもしれませんが、今回はその上位版「kleid 2face memo&pen RF」に付属するボールペン「kleid The Retro 2」の話になります。さりげなく2が付いて新型になった付属ボールペン。そう、この付属ボールペンにもちゃんと名前があるのです。
見た目はプロディール「DS1」のそっくりさんですが、DS1は約11.5gで、The Retro 2は約12.5g。DS1と比べてほんの少しの重量アップとサラサラになった軸が持ち味で、安定感がひと味違います。今までこのアップグレード感に気がつかなかったのは、きっと袋に入ったカバー付きメモ帳しか見てなかったからなのでしょう。ちょっとリッチなDS1。ただでさえ書きやすいDS1がさらに快適に。ほんの少しの違いでもけっこう違うものです。
公式サイトによるとThe Retro 2は「2face memo&pen RF」に付属してる他に、単品でも400円で販売されてるそうです。しかし単品で売ってるのをまだ見かけたことがないので今のところはメモ帳とセットで買うのが確実なのかな…。
クリップには青い樹脂パーツがはまっています。約0.3gとほんの少しの重さでも場所が場所なので微妙に重心が変わってくるのかな…。左右からはさむようにパチンとはめこまれてるだけなので取ろうと思えば取れます。いいアクセントになるので、このままでもいいんですけどね。
ペン先は回転繰り出し式になっていて、軸を持ってクリップの部分を反時計回りに約120度回して繰り出します。右利きの人なら指パッチンの要領でパチンと、左利きの人なら指パッチンの逆方向でパチンと。逆方向に回すとペン先が収納されます。普通のノック式に慣れてるとやや戸惑うところもあると思いますが、慣れてくるとパチンという感触がだんだんやみつきになるかもしれません。
DS1ではだんだん使い込んでいくとこのパチパチ感を伴う回転がぎこちなく渋い感じになっていくのが難点の1つで、上位版のThe Retro 2においても例外ではなく、遅かれ早かれ回転が渋くなってしまう日が来るのかなと思ってます。回転が渋くなったら交換するか、メンテナンスするか…。その場限りのお付き合いではなく長く使うつもりがあるなら店頭から姿を消さないうちに控えを用意しておくのが万全かなと思います。
先端部のツヤ消し金属パーツもなかなかリッチな感じに仕上がってます。軸と合わせてマットにするあたりがきれいですね。しかしDS1とは軸側のネジ切りが違うので互換性がないのが惜しいところで…The Retro 2にDS1の先端部は入りますが、逆は入りません。リッチバージョンということでちょっとがんばったのか、それとも最近になって仕様変更が入ったのか…各シリーズ共通と思っていたのでここはちょっと意外なところです。
DS1でおなじみの白くて書きやすいリフィルはこちらでも健在です。公式サイトによると単品でも150円で販売中ということですが、こちらも売ってるところをいまだ見たことはなく…長く使い続ける上でリフィルが入手しにくいのは残念なところになってしまうかなと思います。形としてはパーカーのリフィルが入っても、こっちの方が書きやすいので白いリフィルが恋しくなり、結局プラザに行ってDS1をごっそり購入してしまうと…。そこは文房具店でも手軽に買えるようになることを祈るのみです。
白いリフィルの筆記距離は約5000mということで、1日1.7m書くとすると8年くらいは書き続けられる計算になります。そう考えるとこの1本をメインで使って書きまくる人以外はリフィルの心配をあまりしなくてもいいのかもしれませんね。8年書けるなんて書いてしまうと同じ形のセブンイヤーボールペンの立場がなくなってしまうのですが、そこはまあ…。
- DS1、The Retro、The Retro 2:約5000m
- セブンイヤーボールペン(1200円):365日×7年×1.7m =4343.5m
(※値は違いますが、おそらく同等品です)
セブンイヤーボールペンのデザイン料は900円。
ヒゲは嫌いじゃないのですが、これなら上位版とメモ帳買った方がいいなぁ~。
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