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- 投稿者: moonpaste
- カテゴリ: 鉛筆
- 公開日:2014年11月10日
受験生のみなさん。今年はウンイーが付いてますよ～。
まとまるくんの合格消しゴムが文房具店に並ぶようになると今年も受験シーズンなのかなと、寝る間も惜しんでがんばってる人もそんなにがんばってない人も応援したくなってきます。そう、鉛筆にもすがりたくなるのが受験生…というわけで三菱鉛筆から「鉛筆ユニ 受験用キャップ付 5P HB」という鉛筆5本セットの登場です。
「努力とuniは裏切らない!!」この言い切ってる感じがいいですね。ジェットストリームでもスタイルフィットでも日々の学習を応援できそうな気がするのですが、やはり本番は鉛筆です。鉛筆を制する者は受験を制す。終わった夏なんて振り返る必要はないのです。個人的にはシャープペンで試験を受けた記憶の方が大きいのですが、鉛筆で力を発揮できてこそ真の受験生と言えるのでしょう。
「君は運良い」さらに言い切ってきます。いつもはプレスリリースに数億円の初年度販売目標を掲げつつ打算的かつ計画的な商品展開を見せる三菱鉛筆もここぞとばかりに自信満々アタックです。1958年に発売して以来56年間の伝統を誇る自社製品の上に「ウンイ～」という驚異的なふりがなまで入れて受験生を応援する姿勢ですよ。すばらしいじゃないですか。日々の勉強だけが受験ではないぞ、おなかの健康にも気を配るように…どこからともなくそんなメッセージも聞こえてきます。
箱を開けるとHBのuni鉛筆が5本、鉛筆キャップが5個。鉛筆キャップは紙にサクサクっと刺さってます。鉛筆キャップとは言ってもコンビニで鉛筆を買うとよく付いてくる普通の丸い鉛筆キャップではなく、突起が1つ、ロケットの羽根のように付いたキャップになっています。この羽根のおかげで普通の鉛筆キャップよりも転がりにくい…というか普通の鉛筆キャップが転がりすぎなだけなんですけどね。少し先が細めになってますが、連結はできません。そこはほら、受験生ですもの。
削ってない状態でも削った状態でも、キャップをはめてみたところでは少しきつめかなという印象でした。ゆるいよりはきつい方がいいのかなと思いつつ、少し抵抗感がある感じなので本番ではあわてず落ち着いて抜くのがいいのかなと思います。受験勉強の息抜きなら親指でピーンと飛ばして遊ぶのもいいかもしれませんね。素材がやわらかめだからなのか、それとも作りの問題なのか、キャップをまっすぐはめたつもりでも斜め気味で入ってしまうことがあって、何となくしっくりはまらない印象があります。まっすぐスッと鉛筆が収まることに気持ち良さや縁起の良さを求めてしまう人にはあまり向かなそうな…。抜き差しの気持ち良さよりも本番でトラブルがないこと…だったとしても、ウンイーだけにもう少しスムーズなキャップでも良かったのかもしれません。
転がりにくいとは言っても突起は1つ。もちろん突起のない方向には転がっていくし、突起を飛び越えてごろんと回ってしまうこともないとは言えないので注意が必要です。少しでも細かいストレスを取り除きたい人は面で安定するキャップの方がいいのかなと思うのですが、意外と選択肢がないんだよなぁ～。
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