昔ながらの修正テープです。引き出して使います。
MC-240、WHITIA

手前にある透明なのがライオン事務機の「修正テープ MC-240」、奥にある黄ばんでるのが三菱鉛筆の「ユニ修正紙WHITIA コピー・FAX用 CLK-25N」です。今なら普通のセロテープやマスキングテープカッターのように見えてしまいそうな…。テープとしては一般的な転写式修正テープのようなフィルム状で表面がツルツルしたのものではなく紙素材になっていて、テープの上からでも難なく書くことができます。色としてはMC-240がやや寒色系の白、WHITIAがやや暖色系の白というところ。MC-240が24mm×9m、WHITIAが25mm×9mと、長さは同じながらもWHITIAの方がほんの少し幅広になっているようです。ノートの1文字を修正するというよりは幅の広さを生かして広いところの修正に使うのがいい感じかな…。
MC-240、WHITIA フタ
特にギザギザなテープカッターの刃が付いているわけではなく、上方向にカットします。フタを押さえなくてもテープを切ることができるMC-240の方が好印象…かと思いきやスムーズに切れるのはWHITIAだったりします。どちらも弱粘着で良くも悪くもぴったりは付かないので、一時的な修正や高級な付箋紙として使うのもありかもしれません。テープはどちらも交換式で、なくなったら補充して使うことができるようになっていたはずなのですが…さすがに今は売ってないよなぁ~。
MC-240、WHITIA 分解
上から書いてみたところでは鉛筆やシャープペンならMC-240、ボールペンや万年筆ならWHITIAという印象でしたがさほど大きな差はなく、素材が紙だけあって転写式の修正テープよりはだいぶ良好な書き味と言えると思います。使う度に切り取らなければいけない、分厚い、持ち運びが不便、粘着力がいまひとつ…修正テープの進化の過程で忘れられてしまったのか、今はほとんど姿を見なくなってしまいました。確かに今になって現役で使うにはかなり無理があると思います。しかしこの紙素材ならではの快適な書き味は今の修正テープも見習ってほしいところです。

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