switch 03

廃番文房具を集め始めるようになった最初の頃(10年ほど前)から時々行っている近所の文房具店で、ずーっと気付かずにスルーしていました。ショーケースの中を何度も覗いているのに気付かなかったとは。パイロットのスイッチです。

2,000円の値札が貼られていたのですが、このステンレス軸の意匠からして、1970年代後半あたりのものでしょうか。この溝に墨を入れた縞々溝の加工、パイロットのステンレス軸筆記具(ミューや、初代2+1のグリップ部分など)に結構多かったと思います。この頃のステンレス軸は、格子状の溝(初期シャーボに見られる)なども含め、私の好みです。

switch 02

「スイッチ」という名前と、現行品でも「バーディスイッチ」という手帳用の筆記具が売られていることからも分かると思いますが、一方にはボールペン、もう一方にはシャープペンが付いたマルチペンになっています。キャップをはめる向きを「スイッチ」すると、ボールペンにもなりシャープペンにもなるというわけです。

switch 01

「バーディスイッチ」は小さいこともあり簡易的な機構ですが、この「スイッチ」は少し機構が凝っています。こちらはボールペン側にキャップをはめてシャープペン使用の状態にしているのですが、1枚目(ボールペン使用時)と2枚目の画像のキャップ部分を見れば分かるように、シャープとして使用する時は、ノックボタンのところだけが飛び出すようになっています。ボールペン口金の周りを囲んでいる部分は可動部になっていて、その部分がキャップの中でボタンを押し出す仕組みです。

switch 04

このノックボタンは取り外すことができ、中には消しゴムも入っています(バーディスイッチには消しゴムが付いていません)。もちろんこの消しゴムを外しても芯補充は出来ず、ボールペンユニットを外してシャープ芯を入れます。軸はバーディスイッチに比べ長いのですが、ボールペンリフィルは約3.5cmでバーディスイッチと同じもの(BTRF-8F-B)となっています。この点で、作りとしてはシャープペンがメインで、ボールペンはあくまで「おまけ」と言えるのかもしれませんね。

 

コメント   

#1 sepdectry 2014年10月27日 23:06
なんと面白い!シャープペン状態でノックボタンが機能するこだわりがいかにも日本的ですね。
現行のスイッチよりもこっちのほうが圧倒的に好みだなー。
#2 isu 2014年10月27日 23:29
普通だったら大きめなキャップにして、キャップごとスライドさせてノックするとかにするんでしょうけど、細 軸を維持してこの仕組みにするところが心憎いですよね。せっかく専用リフィルは出続けているので、このサイ ズのもまた出して欲しいものですね。

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